CEDXM連携イメージ
意匠CADとプレカットCAD双方向連携の必要性
構造設計は80%以上プレカット工場で作成されており、確定伏図で構造計算などにより「構造の安定」「柱頭柱脚金物」をチェックする必要があります。
意匠CAD間の双方向連携の可能性
設計事務所で確認申請、構造計算を行う場合、異なったCAD間の連携が可能となることでコストカット、双方向による確認が容易となります。
長期優良住宅における信頼性の向上
長期優良住宅の施行により、双方向のCADデータ連携の重要性は一層高まっています。
長期優良住宅の重要事項である「構造の安定」及び住宅履歴書の保存において、プレカットCADデータを意匠CADデータに落とすことにより長期優良住宅の生産履歴情報として保存・活用することが可能となります。
プレカット工場のメリット
プレカット工場の合理化に寄与
- 意匠CADデータをプレカットCADデータへ打ち込む作業の削減により、時間短縮及び入力ミス等、CAD部門の生産性アップが図られます。
- 意匠CAD毎に連携ソフトを購入する必要がありません。
- 構造計算を設計事務所などへ依頼する場合、暫定伏図・確定伏図の双方向連携が可能となります。
- 異なったプレカットCAD間の連携により、工場間の加工提携、異なった機械導入が可能になります。
- 入力者は、柱配置や間仕切り配置等で入力作業ではなくチェック作業となるためチェック強化になります。
- CEDXMデータでいただくことで、自社で加工しない構造躯体の入力する必要がありません。
- 1~2時間/1棟(40坪程度)の入力時間の削減効果の例も報告されております。
工務店・設計事務所・サポートCADセンターのメリット
意匠CADから一気通貫へ
- プランからプレカット部材加工データまでの正確性のある一気通貫のEDITが可能です。
- プレカットCADから意匠CADへの返還により、木材関係の積算精度のアップと一括性能表示申請が可能となります。
CEDXMで連携するデータ
CEDXMでの情報 | 意匠CADの情報 |
---|---|
ファイル情報 | 連携バージョン/CADシステム/ファイル出力日 |
物件情報 | 物件情報 |
入力点情報(通り芯) | 平面図:通り芯 |
入力点情報(特殊線分) | 平面図:通り芯 |
入力点情報(特殊点) | 平面図:補助点 |
部屋情報 | 平面図:部屋 |
外壁線情報 | 平面図:部屋領域の外周 |
壁情報 | 平面図:壁(右側/左側それぞれ) |
開口情報 | 平面図:建具 |
出窓情報 | 平面図:出窓壁 |
バルコニー情報 | 平面図:バルコニー |
床開口情報 | 平面図:床下収納/床下点検口 |
寸法注記情報 | 平面図、床小屋伏図:寸法線 |
床小屋伏図:特記/汎用線分+文字列 | |
屋根情報 | 屋根伏図:屋根/庇 |
屋根開口情報 | 屋根伏図:ドーマ/トップライト |
構造材情報(横架材) | 床小屋伏図:梁系部材 ※1/端部形状/火打 |
構造材情報(柱材) | 床小屋伏図:軸系部材 ※2 もしくは 平面図:柱/柱勝ち |
補助部材情報 | 床小屋伏図:補助部材 ※3 |
接合金物情報 | 木造壁量計算 :金物(柱頭・脚)/仕様(N値) |
床小屋伏図:柱材の柱頭・柱脚 | |
床小屋伏図:横架材の端部形状 | |
樹種・等級情報 | 床小屋伏図:柱材・横架材の「積算」タブの樹種・等級 |
基礎情報 | 基礎伏図:布基礎 |
- 梁系部材
土台・火打土台・大引・床梁・胴差・間仕切桁(床)・桁(床)・梁(床)・火打梁(床)・頭つなぎ(床)・マクラ(床)・軒桁・丸太・化粧丸太・小屋梁・妻梁・敷梁・登梁・谷木・隅木・母屋・鼻母屋・間仕切桁(小屋)・桁(小屋)・梁(小屋)・火打梁(小屋)・頭つなぎ(小屋)・マクラ(小屋) - 軸系部材
通し柱・管柱・丸柱・半柱・1/4柱・床柱・ポーチ柱(角型)・ポーチ柱(丸型)・束・小屋束 - 補助部材
間柱(和)・間柱(洋)・吊間柱(和)・吊間柱(洋)・耐力壁・窓台・窓マグサ・根太1・根太2・垂木
次の特長
意匠CADからプレカットCADへ